【注目記事】在タイ日系企業が導入すべき勤怠管理システム(2024年度版)

タイ在住40代が選ぶ日本大学大学院通信制・国際情報専攻! 進学を決意した背後の理由

日本大学大学院修了

みなさん、こんにちは。

2001年、25歳の時にタイで起業した前田千文です。

「女社長の海外起業と経営術を語るブログ」にご訪問頂きありがとうございます。  

このブログを訪問される方の多くが

海外での起業や経営に興味を持っている方がほとんどだと思います。  

また向学心がある方が多く、常に学んでいる方が多いのではないでしょうか。  

私は2001年にタイで起業したのですが、会社の経営をしながら大学院生になった経験があります。

そうです。 俗にいう社会人大学院生です。  

今日は私が大学院の門を叩くことになった理由と入学までをご紹介したいと思います。  

目次

タイ在住40代が選ぶ日本大学大学院進学の動機

大学院進学の決断背景

 私が大学院に進学したのは2018年4月のことでした。

日本大学大学院・総合社会情報研究科へ進学しました。  

通信制大学院です。

日本大学は通信制の大学院には珍しく博士前期課程(修士)と博士後期課程(博士)があり、

私は博士前期課程に進学しました。

その数か月前までは大学院への進学は想定しておりませんでした。

進学しようと思ったのは、

応募期限である12月15日にほど近い11月中旬でした。  

2015年から泰日経済技術振興協会というところで

会社経営の傍らタイに駐在する駐在員向けに労働法を教えているのですが

より良い講義を行うために

タイと日本の法律の差異は何か?

タイと日本の法律的な解釈の違いは何か?

これらを学ぶために初めは法学研究科にしようと思いました。

ただ講義を行う中で受講者である日系企業の駐在員が抱える労使問題において、

私(前田千文)
法律を使う前に出来る事があるのではないか?

という矛盾を覚えるようになりました。

労使関係を見た時に、問題の解決方法が法律ありきではないと感じることが多くなりました。

その時に

私(前田千文)
法律そのものを深めたいわけではない

ということに気がつき

私(前田千文)

法律の出番の前に、

出来ること、やらなければいけない事が沢山あるのでは?

このように考えるようになりました。

講師として、タイの労働法を教えれば教えるほど、

タイ人、日本人問わず相互理解、コミュニケーションが重要であると考えるようになりました。

実際に講義で

労働争議を防ぐには、そうしたら良いでしょうか?

という質問を受講者から多く受けます。

法律で対処は可能です。

しかし、労働争議が発生した原因と、その結果を考えると、

私(前田千文)
係争になる以前に防ぐことは出来なかったのか?

と疑問を覚えるようになりました。

この疑問を解決するために大学院への進学を決めました。

また進学に際しタイの大学院、欧米の大学院も視野に入れて考えました。

私は日本人で母国語が日本語なのですが

知識のインプットは母国語が一番得意です。

そのことを考慮し、日本の大学院で母国語である日本語で学びたいと思い日本の大学院に絞りました。

日本大学大学院修了
私の学位記を持つ甥っ子です。コロナで日本へ渡航できず修了式に参加できませんでした。 そもそも、修了式も大幅に縮小でした。学位記の現物をまだ見ていません。

私の研究テーマとその選択理由

大学院ですので、何らかの研究をし、最終的には論文として発表することが求められます。

私の場合は、

私(前田千文)

係争になる以前に防ぐことは出来なかったのか?

という疑問があったため

タイ国の日系企業における労務施策の課題とその影響

を研究テーマとしました。

もともとは労働法を教えていますが

受講者である駐在員は法律そのものを最終的に学びたいわけではなく

法律を理解した上で実際の仕事に応用するという本質的なニーズがありました。

私も経営者ですので、法律の理解はある程度は必要と思っています。

ただ法律自体は使わない、できれば出番がないのがベストと考えていました。

そこで、法律の出番をなくするにはどうしたらよいかを考え、

タイにある日系企業の日本人駐在員と

タイ人社員との間のギャップを埋めたらよいのではと考えました。

例えば、日系企業では当たり前に行われている

5S やカイゼンなどは、タイ人に合うのかどうか?

また日本人とタイ人では、違いがあるのは当然として

いったい何が違うのか?そして違いがあることでどのような影響があるのか?

これらを知りたくて、研究のテーマを

タイ国の日系企業における労務施策の課題とその影響

にしました。

進学準備: 書類以上に大切なこと

進学したい大学院によって要件と書類が異なるので必ずチェックが必要です。

私の場合は日本大学大学院の総合社会情報研究科というところだったのですが

願書を送付する際に、指導教官を決めなければいけなかったため

事前に何度か大学院の事務局とやり取りをすることになりました。

もし日本在住であれば、事前相談会などがあるため

相談会に参加し、直接教授と話をして

自分が研究したいテーマに合った指導教官を選択するのがベストです。

実は、この指導教官との相性が結構大切で

指導教官と合わないと大学院の修了自体危ぶまれるからです。

実は私が所属したゼミでも、ある日突然失踪(?)、全く連絡が取れなくなったゼミ生がいます。

ゼミ生と言いましても、20代の若者ではなく40代半ばの大人です…。

大学院のサイトに研究室の紹介や指導教官の経歴などが掲載されているため

じっくりと読んだ上で指導教官を選ぶことをお勧めします。

できれば進学相談会などで、実際に会って話をするのが良いと思います。

私の場合は、大学院への問い合わせに対し

最初に連絡をくれた教官のゼミに入ろうと決めていたので

私の問い合わせのメールに対し

最初に連絡をくれた教官のゼミに所属しました。

私の場合は、教官との相性が良かったのか

とても有意義な大学院生活になりました。

入学試験の実態: 体験談

日本大学大学院総合社会情報研究科の場合は、試験は1日に渡り行われます。

試験は前期日程と後期日程に分かれ

私は後期日程(応募書類:1月15日締め切り)での受験だったため

2018年2月4日に受験しました。

日本大学大学院の試験会場
試験会場は市ヶ谷でした。

タイから真冬の東京へ渡航していたのでとても寒かったのを覚えています。

論述試験の概要と感想

午前中は論述試験。ようするに筆記試験ですね。

午後は選択した研究科ごとに分かれて面談となります。

英語の試験もありますが、大学卒業から3年以上経過し、かつ実務経験がある人は免除されます。

ただし英語の試験を受けても良いです。

英語の試験は、電子辞書の使用は不可ですが紙の辞典の使用は認められています。

試験会場は大学院がある市ヶ谷でした。

午前中の論述試験は1時間。

テーマは3つあり、その中から1つ選びます。

私は「人工知能(AI)が社会に与える影響について論ぜよ」を選択しました。

ちょうど試験を受けた2018年2月は会社でAIを利用した翻訳の導入が進んでおり

私は自分の会社の事例を挙げて説明した記憶があります。

またAIの開発が進むことで受けるメリットとデメリット、

そして私たちの生き方に関する提案などを書いた記憶があります。

特に大学院受験のための準備をしたわけではないのですが

普段から新聞を読む、読書をするなど時事には触れていた方がよいと思います。

私の場合は、日経新聞を購読し毎日読んでいたので

それが大変役立ちました。

指導教官との面接: ポイントと印象

午後の面談は私の指導教官となる丸森先生と

専攻した国際情報専攻科の科長の階戸先生と面談をしました。

面談時間は約30分ほどでした。

受験番号順で行われ、私は2番目に呼ばれ13:30の開始でした。

受験番号が後ろの方になると、面談の順番が最後の方になるため

待ち時間が長くなります。

合格発表はネット上で行われます。 私の受験番号は7101でした。

面談は、このようなことを聞かれました。

大学院で学ぼうと思った理由は?
大学院で学んだ結果、それらはどのようにお仕事に生かせるのか?
研究テーマを労務施策の課題とその影響にした理由は?

これらの質問は、全て応募書類に記載していたのですが

改めた確認のために聞かれるという感じでした。

なお試験の合否結果は、10日後の2月14日にでました。

これで晴れて社会人大学院生となったのです・・・。

日本大学大学院の合格発砲

進学決意の総括: タイ在住40代の視点から

大学院への進学は仕事の疑問を明確化するのに役立つ。

大学院終了後に自分の仕事やキャリアプランに合うかを考える。

指導教官の選択は大切。事前相談会やホームページで合う教官を見つけよう。

試験対策として新聞を読むなどし時事に明るくなろう。

今回の記事が社会人の方で大学院を目指す方の参考になれば幸いです。

(私が進学した日本大学大学院のホームページはこちらです。)

CIA/公認内部監査人資格 アビタス
日本大学大学院修了

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事に関するコメントをお待ちしております!

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次