みなさん、こんにちは。
2001年、25歳の時にタイで起業した前田千文です。
「女社長の海外起業と経営と日常生活を語るブログ」にご訪問頂きありがとうございます。
ファーストクラスに10万円以下で乗る方法とは?
私は長年タイに住み、生活の基盤がタイにあるため、
クレジットカードのポイントを全てタイ航空のマイレージに紐づけしています。
コロナ下でもクレジットカードは使いますので、マイルが溜まり、
とうとう74万マイルにもなってしまいました。
以前は航空券以外にも、ホテルの宿泊券に変えることができたのですが、
コロナ以降、航空券のみにしか変えられなくなり、
大量のマイルをどう消費するかを考えました。
始めはタイ国内旅行で使用していたのですが、
タイ国内の移動は往復で15,000マイルです。
2024年12月末までに74万マイルを消費するには、
国際線のファーストクラスにでも乗った方が良いのではないかという考えに至りました。
もともとは、タイ航空でファーストクラスに乗ろうと思い、
バンコク―成田便、成田-バンコク便は既に予約しました。
夫と旅行の計画を立てていたのですが
夜間のフライトはいやだ。
長距離路線は乗りたくない。
せっかくなのでA380とかに乗りたい。
このようなことを言い出す始末。
これを全て叶えるために、いろいろ調べました。
そうしたところ、
バンコク―香港便でエミレーツ航空が飛んでるじゃありませんか!
エミレーツ航空はスターアライアンスや
ワンワールドに加盟していないので、マイルを使うことはできません。
でも、1人片道20,000バーツ代(約8万円)だったので、
ただ単にファーストクラスに昼間に乗りたいという理由で予約しました。
香港に何度も仕事で滞在したことがある夫に、
香港で美味しい飲茶を食べよう!
機材はA380だよ!
機内食でキャビアが出るよ!
シャンパンはドンペリ!
ファーストクラスは完全個室!
バンコク発13:45のデイフライトだよ!
と夫にプレゼンし、エミレーツ航空のファーストクラスに乗ることになりました。
なお、帰りの香港-バンコク便は
タイ航空のマイレージでビジネスクラスを予約しました。
もう、この時点で大量のマイルを使うということは忘れ、
A380のファーストクラスに乗りたい!に目的が変わってしまいました…。
そうです。
『ファーストクラスに10万円以下で乗る方法』とは、
バンコク―香港間のエミレーツ航空に片道で乗る事でした。
エミレーツ航空ファーストクラスの魅力とサービスを詳しく解説
エミレーツ航空 (EK) は、アラブ首長国連邦(UAE)に本社を置く中東最大の航空会社で、
機内の設備が豪華なことと、高いサービスで高評価を得ている航空会社です。
エコノミークラスも評判が高く、広い座席とおいしい機内食の評価が高いです。
エコノミークラスでも十分ですが、
最高クラスであるファーストクラスだったら、どんなに良いのだろうと想像が膨らみます。
まず機内に入って驚くのが、金と茶色を基調にした豪華さ!
豪華ではありますが、落ち着いた内装です。
さすが中東の航空会社です。
私が搭乗したフライトは、
20か国もの国籍で構成されたクルーによる国際色が豊かなフライトでした。
座席の快適さと特典
A380は総2階建てとなっておりファーストクラスは2階の前方に位置しています。
座席数は、全部で14席です。
座席AとKは窓側に面しており、EとFは真ん中に位置しています。
座席AとKは完全個室になる仕様で、座席EとKは真ん中の仕切りが開くようになっており、
同乗者がいる場合、話ができるので良いと思います。
今回私は、真ん中の席である1Eおよび1Fを予約しました。
完全個室になるので、プライバシーも保たれ、空飛ぶプライベートルームです。
座席には23インチのスクリーンとタブレットがあり、
またリモコンもあるため、好きな方法で機内のエンターテイメントを楽しむことができます。
ファーストクラスはWi-Fiの利用が無料のため、仕事をしたり、SNSを楽しんだりも可能です。
ヘッドフォンはイギリスの高級メーカーBowers & Wilkinsでした。
ワイアレスヘッドフォンが有名なメーカーですが、
長時間着けていても耳が痛くならずストレスフリーで楽しめました。
お水もミネラルウォーターがエビアンとペリエが常備されており、
スナックも常備されています。
とにかく豪華ですし、至れり尽くせりと言った感じでした。
機内食のクオリティとメニュー
今回、飛行時間3時間という短距離フライトでしたが、当然ながら機内食が出ます。
私はこの機内食を食べる事を楽しみにしていました。
やはりファーストクラス。
全てが一流です。
写真を撮り忘れましたが、座席に着くとアラビアンコーヒーとドライフルーツのサービスがあります。
コーヒーが苦手な場合は、Dilmahの紅茶やハーブティーも可能です。
エミレーツ航空では、機内でアラビアの豊かな文化に触れてほしいとの事から
アラビアの茶器でアラビアのマナーに沿った形でコーヒーが提供されます。
このコーヒーが香り豊かで、苦みと酸味のバランスが良くとてもおいしいものでした。
コーヒーとシャンパンを楽しんでいると、
ワインリストとメニューを渡してくれます。
まずお酒はシャンパンを始めとして、
白ワイン4種類、赤ワイン4種類、ポートワイン
そしてデザートワインまで多くの種類を揃えています。
私は普段、お酒はほとんど飲まないのですが、せっかくなので1杯だけ頂きました。
その他にも、ノンアルコールのカクテルや各種カクテルも用意されています。
お酒が好きな方でしたら、お酒だけでもかなり気分が上がるのではないでしょうか。
そして、最も楽しみにしていたのが機内食です。
機内食ですが、きちんとテーブルセッティングをしてくれ、高級レストランのようです。
キャビアがおすすめなようで、みなさん、これは食べていました。
当然ながら、私も頂きました。
キャビア用に真珠貝のスプーンもセッティングしてくれます。
シャンパンとキャビアの塩味がマッチして、
かなりの量にも関わらず全部食べてしまいました。
前菜とメインコースは選択制です。
前菜は4種類あり、その中でも「サーモンのタタキ」を頂きました。
Traditional Arabic mezze(伝統的なアラビアの前菜)がありましたが、
実はラウンジで既に堪能してしまったため、サーモンのタタキを選択しました。
サーモンのタタキですが、日本人には馴染みのある醤油の味で、なんだか落ち着きます。
メインコースは4種類の中から選びます。
タイ、中華、アラビア、ベジタリアンとあったのですが、
せっかくなのでアラビア料理の「Prawn Machbous(海老のマクブース)を選択しました。
スパイスが効いていて、複雑で深い香りと味わいが広がります。
このメニューですが、エミレーツ航空のサイトにレシピが公開されています。
他にも機内食のレシピが公開されているので、今度作ってみようと思いました。
そして最後はデザートで締めくくります。
デザートはエクレア、カラメルチーズケーキ、季節のフルーツです。
ここまで全ての料理を完食してしまったため、もうお腹がいっぱいです。
どれを食べようか迷っていると、CAさん曰く、
どのデザートも甲乙つけがたいほど美味しいので全てを食べてみてはどうか?
という提案がありました。
夫とシェアし、ありがたく頂きました。
私はこの中で、カラメルチーズケーキが一番好きでした。
そして最後は、チョコレートで締めくくりです。
食べて飲んで、あっという間に香港に到着してしまいました。
充実したアメニティー
まず座席に着くと、スウェーデン発のラグジュアリーブランドの
BYREDOのケア製品が目に入ります。
座席に化粧用のミラーがあり、
化粧室に行かなくても座席でお手入れやメイクなどができます。
化粧水、アイクリーム、ウェットティッシュ、
スリープオイル、ピローミストがセットになっています。
飛行機内は乾燥するのですが、
この中でもアイクリームの保湿性が高くとても良かったです。
香港滞在中にホテルで使用したのですが、
化粧水もべとつかないのにしっとりし、使いやすかったです。
また、機内はなぜか座っているだけなのに疲れるのですが、
スリープオイルを首筋に貼付しマッサージすると
良い香りに包まれてとてもリラックスできました。
ピローミストはホテルに滞在中は、寝具とガウンに利用していました。
家とは違う香りなので、
旅先の特別な感じとエミレーツ航空での機内での体験が思い出され、
幸福な気分にさせてくれました。
座先の引き出しには筆記用具も入っています。
シンプルで機能性に優れ使いやすかったので、タイに戻ってから使っています。
特にボールペンは持ちやすく書きやすかったです。
CAさんといろいろと話す機会があったのですが、
今回、エミレーツ航空に初めて搭乗したということと、
初めての香港ということで、短距離路線にはない2種類のポーチを頂きました。
ポーチはブルガリで、中にはブルガリの基礎化粧品と香水、
シェービングキットなどが入っていました。
香水はエミレーツ航空用の非売品で、
私好みの良い香りだったので寝る前につけています。
甘い香りに包まれて眠っています。
まとめ~ファーストクラスに10万円以下で乗る方法
今回は「ファーストクラスに10万円以下で乗る方法」をお伝えいたしました。
バンコク発香港行きの3時間という短いフライトでしたが、
世界最高峰と言われるエミレーツ航空を体験できたことは、
本当に良い経験となりました。
航空運賃は時期と曜日により変動しますが、
私の場合は21,800バーツ(約85,000円)での旅となりました。
次回は長距離路線に搭乗しようと心に誓い、機内を後にしました。
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