【注目記事】在タイ日系企業が導入すべき勤怠管理システム(2024年度版)

経営者が孤独である理由~25歳でタイで起業した女社長が本音で語ります。

「女社長の海外起業と経営術を語るブログ」にご訪問頂きありがとうございます。

このブログにたどり着いたというあなたは

外国や海外での起業、 もしくは海外に住んでみたい…など

どんな理由があるかはわかりませんが、

海外に興味があり、かつ、いつかは起業してみたいという方なのではないかと思います。

 

今日のトピックは、経営者が孤独である理由について取り上げたいと思います。

 

目次

起業すれば自由になれるのか?

起業の目的をよく考えた方が良い。

 

先日、友人と話している時に起業を考えている…

そんな話になりました。

その友人は会社の設立を『考えていた』ようです。

起業の定義、意味付けは人それぞれとは思うのですが、結果として、『責任が伴う』ことが多いです。

タイで外国人である日本人が起業を考える理由はたくさんあると思います。

その中でもちょっと考えた方が良いのでは・・・と思うのが、

 

違法就労になりたくないから起業(会社の登記)をする。
ビザが欲しいから・・・
駐妻仲間に言われて“法律的に”ちゃんとしたいから・・・

 

これらが起業の『目的』だとしたら止めた方が良いと思います・・・。

 

起業というのは、会社の登記をして法人として存在することになります。

法人=法の下に“人”と考えています。

会社というものに命を吹き込むことだと思っています。

一度、産んだら(設立したら)、育てなきゃいけないし、

育てる(会社を継続させる)覚悟が必要だと思います。

 

下記のようなイベントにも事欠きませんし…

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・・・で、私自身は、高尚な使命をもって起業したのか???

いいえ・・・。

自分で自由にやりたくて、人から指図されるのが嫌で、同じ苦労をするなら自分でやってみたい・・・

これが最初の理由でした。

(詳しくはこちらをご高覧ください↓)

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フリーランスで活動する…という選択もありましたが

私の場合は、それを選択しませんでした。

起業自体は、やると決めたら簡単です。誰でもできます。

官庁関連の手続きだけです。

ただ、自分が好きなことを好きな時に好きなように・・・

これは、難しいというのが現実だと思います。

ある『ものの見方』をすれば、『自由』であることは確かですが

同じくらい『責任』も伴った上の自由だと思います。

 

要は覚悟を問われるのです。

その覚悟には、孤独が付いてきます。

この孤独に耐えられるか…だと思います。

よって経営者は、孤独であると実感してます。

 

幹部社員

セントレジスホテルでランチをした時の写真です。彼女たちとは創業当初から苦楽を共にしてきました。1日のうちの半分を一緒に過ごしています。

 

経営者としても人としても未熟である。

成長の過程は孤独であることの方が多い

私は25歳の時に起業したのですが、

私(前田千文)
社長とはこうあるべき!
私(前田千文)
会社とはこうあるべき!
私(前田千文)
社員はこうあるべき!

あるべき、あるべき、べきべきべき…の「べきべき星人」でした。

 

仕事人としても経験が浅いですし、経営者としても経験が浅い…というか、なかったですし、

なんと言っても、25歳という年齢は人間的に幼かったです。

一言で言うと全てにおいて未熟でした。

(今も、未熟であることには変わらないですけどね…)

 

毎日が迷宮に迷い込んだような心境でした。

孤独でした…。

自分の思っていることや言いたい事が上手く伝わらずに、

社員に八つ当たりしたり、無理難題を言い困らせたり…

 

その度に自己嫌悪→反省、また同じ事をやって自己嫌悪→反省…。

そして、自分で自分自身を疲弊させる…。

そんな事ばっかりやってました。

 

起業から今までの20年間に、経営コンサルタントと呼ばれる人と3回契約したことがあります。

私に経営コンサルタントを使うだけの能力がなく『依存と助言』の境界線がわかりませんでした。

今になって思えば、明らかに依存だったので、

経営コンサルタントと契約しても上手く行かなかったんだと思います。

 

生きている以上、自分を磨き続ける必要はあると感じています。

意識・無意識に関係なく、磨かれていくと感じています。

 

たまたま私は人格を磨いていくという場所が会社経営だったんだと思います。

家庭の方もいれば、会社の方もいるし、社会との関わりの中の方もいると思います。

人それぞれフィールドが異なると思います。

 

起業した当初に比べればマシになったとは思いますが

ゴールというものはなく常に人格を磨き続ける必要があると感じます。

長い人生の中で、小ゴールはあると思いますが、

その時の自分の器、状況に応じてチャレンジは違うのかな、、、と。

 

毎日が積み重ねです。

その積み重ねを一人でやることの方が多いのも事実です。

ただ当時、手探りの中での経営があり、自分でやってきたからこそ得たものも多いのは事実です。

それは私にとって大きな財産となっています。

孤独を味わったからこそ、学んだこと、体験できたことが多いです。

 

前祝い

社員2人を連れて、中華街(ヤワラート)へ行ったときの一コマです。ある大きなプロジェクトを受注し、前祝いと称しフカヒレを食べに行った後の写真です。

 

 

経営者は孤独なのか?

コンフォート・ゾーンから抜けると選択する

よく巷では経営者は孤独だ・・・と言われることがあります。

何を持って孤独かの定義は、人それぞれなのでYesでもありNoでもあると思います。

もし、YesかNoの二者択一で選択するとなると、

私の答えはYes・・・。経営者は孤独である…と感じています。

基本は1人である・・・と思います。

 

志の同じ仲間がいます…
何かのグループに属しています…

 

いろいろあるとは思うのですが、おそらく心地良いので、そこに属しているのだと思います。

お付き合いがある・・・という人がいますが

それでも、選択してそこにいるんです。

人は快適な場所、人を好む傾向があります。

『コンフォート・ゾーン=居心地の良い環境』と言われてますね…

 

その居心地の良い環境というのは、お湯で言うと適温・・・。

気が付くとぬるま湯になり、そして冷めて行くのです・・・。

それでも、入り続けますか?

お風呂だったら、お湯を足したりして温度を上げる事も出来ます。

または、出る事も出来ますね?

 

ただ、人間関係においては、お湯を足して温度を上げる…

要は人間的な成長を促す…お互い成長し続ける…

これが、なかなか難しいのです。

 

朱に交われば赤くなる・・・

良くも悪くも、人はその環境に馴染んでいくんです。

その今いる仲間、グループというのは、今のあなたに本当に必要なのか?と思うのです。

 

私にも経営者仲間はいますが、べったりした関係ではなく、瞬間、瞬間の関わりです。

お互い人として成長する。

会社を通じて社会貢献する。

そんな気持ちを持っている人と関わっています。

仲良しクラブは、やっぱり仲良しクラブだし、

起業家ごっこ(?)

励ましあいという名の傷の舐めあい(?)みたいな…

コンフォートゾーン内での、自己満足から抜けてあえて独りになる…

孤独を選択する…。

そんな事が必要な時があるのではと思います。

 

会社では、社員に事業の目的を伝え一緒に歩いては行きますが

先頭を歩いていますから、目の前は真っ暗なんですね…

やる、やらないの決断も、結果の責任も、自分なんですね。

そこに他人は関係が無いのです。

他人に判断を委ねたり、アドバイスを求めると余計な情報が入ってきて、心に迷いが生じる事もあるので

自分自身に問いかけ、自分で判断することが出てきます。

そういった意味で『経営者は孤独だ…』と思います。

 

オフィス

私は普段、このような部屋で仕事をしています。窓があり、外の景色が見えるオフィスが好きです。こうやってみるとバンコクはまだまだ緑が多いと感じます。

 

 

今日は、経営者は孤独である理由について、私の経験と考えをお話しいたしました。

今後、起業を考える方の参考になれば幸いです。

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