みなさん、こんにちは。
2001年、25歳の時にタイで起業した前田千文です。
「女社長の海外起業と経営術を語るブログ」に
ご訪問頂きありがとうございます。
今日はタイ在住で40代の私が、
数ある大学院の中からなぜ日本大学の通信制大学院を
選択したのかについてお話ししたいと思います。
日本大学の通信制大学院を選んだ理由
以前の記事でそもそも私がなぜ日本大学の大学院…
しかも通信制を選んだかについてお話ししたいと思います。
大学院に進学した理由(=タイにある日系企業の労働施策の研究をしたい)は書きましたが
この話をする際に、私の簡単な経歴にも触れる必要があるため少しお付き合いください。
私は山形県出身なのですが、1993年に地元の高校を卒業後、
金融関連の会社に就職しました。
そうです。高卒で就職したんです。
何かの機会に詳しく書きますが、以前から海外にすごい憧れがあり
外国語も学ぶことも好きでしたし、
できれば海外に住んでみたい、働いてみたい…
と考えていました。
そのチャンスが巡ってきたのは1996年…
日本語教師としてオーストラリアのパースに渡ります。
1年後、一旦は日本に帰国しますが、
1998年5月にタイの公立中学・高校で日本語教師としての職を得ました。
しかしながら、タイでは教員の給料自体が安く
そのため日本語も師は給料が安く、生活ができなかったため
1999年7月からバンコクにある企業でOLとして働き始めます。
その会社で1年半働いた後に、今の会社を起業しました。
起業したのは2001年2月、25歳の時です。
当時、私の会社は翻訳や通訳者派遣をメインとした仕事をしていたのですが
同業他社が受注したがらない難しい案件のオファーが多くありました。
内容としては法律関連が多くありました。
例えばタイ語や英語で書かれた文書があるとして
翻訳者が日本語に訳すとします。
日本語に翻訳された法律関連の文章の意味が理解できず
(要は日本人なのに専門用語である法律の日本語がわからない)
自分で勉強することになりました。
ただ、勉強法や勉強している内容が合っているのかが解らず
また社長という立場になった以上、教えてくれる人はおらず…
そして自分が部下に教えなければいけないため
これではダメだ…と思い
2010年4月に日本大学通信教育部(法学部法律学科)に入学し、
2014年3月に卒業しました。
入学に際し母国語である日本語できちんと法律を学びたいと思い法律学科を選びました。
高卒なので1年生からの入学です。
この日本大学での4年間は仕事との両立でかなり大変でした。
ただ学友に恵まれたことと、
なによりも先生方の熱心な指導が経営者として
プロとしての在り方を見る良い経験になりました。
日本大学の通信教育部の先生方は
普通の学生(1部、2部、夜間)も兼務で教えている先生たちで
基本は通信教育部だけを教える先生というのはあまりいませんでした。
先生方の熱意に触れたこともあり大学院に進学する際に
きっと先生たちは熱心に指導してくれるだろうという確信があったため
日本大学の大学院を調べて願書を送ったというのが理由です。
大学に在籍していたときは、大学院に行こうとは考えていなかったため
通信制大学院があることを知りませんでした。
願書の送付にあたり東亜大学院法学専攻も選択にあったのですが
連絡をしたところ
税理士試験の科目免除のために入学する人が多く、
前田さんのように労働研究をしたい場合はミスマッチだと思います
と言われたため、願書の送付には至りませんでした。
そもそも大学院で法律そのものを学ぶ予定はなかったため、
はっきり言われてよかったです。
通信制大学を選んだ理由
タイは日本以上に社会人になってから学びなおす人が多いため
大学院も週末や夜間にあるケースが多くあります。
また英語で学ぶ機会も多くあります。
ただ母国語である日本語で学びたいと考えていたため
最初から日本の大学院を考えていました。
社会人ですし、しかも海外に住んでいるため
場所と時間を選ばず勉強ができる大学院を探していました。
そうなると必然的に通信制大学院になります。
先に述べた通り、通信制大学院として東亜大学院も選択肢にはありましたが
ミスマッチということがあり願書の送付には至りませんでした。
実際に大学院に在籍する学友は
社会人で仕事をしており地方在住者も多かったです。
大学院生だけ…という人はいませんでした。
(これは通信で学んだ日本大学も同様でした)
同じゼミに鹿児島在住の方がいましたし
他のゼミには、私と同様に海外在住者がいました。
もともと日本大学自体、通信教育のパイオニアを自負している大学でしたので
オンラインを使った講義や
レポートの提出・添削などが行き届いておりサポート体制も万全でした。
大学院の場合はこれらに付随して、
オンラインでのゼミ、レポートの添削・指導(指導は複数回に及ぶ)があったため
さらにサポート体制は充実していたと感じました。
ちなみに大学の場合は、レポートは提出して添削されて終わりです。
大学院は、修士論文を書く勉強も兼ねているので何度も書き直しや追記をします。
ある科目で「中学生の作文じゃないんだから」と言われ、
最初から書き直しをしたことがあります(怒)
すみません…話がそれました。
通信制大学院ということは、場所と時間を選びませんが
その代わりに自分自身を律しスケジュール管理をしっかりやることが求められます。
一般的な社会人は身についていると思いますので
これらは問題なくできるかと思います。
通信制大学院の学び:対面講義は必要ないのか?
通信制大学院ということもあり、大学院へ行く必要が全くないというわけではなく
年に数回、もしくは希望により行くケースがあります。
コロナになって以降、全てオンラインで対応可能な状態になっていますが
私が入学した時は、
この3つは絶対に行く必要がありました。
それ以外、例えばゼミは実際に東京で参加したのは1回だけで、
あとはオンラインでの参加でした。
東京に在住していたゼミ生は、できるだけ大学院へ行ってゼミに参加していましたね。
上記以外では、任意でM1の時にオープン大学院に参加し、
M2では中間発表会で発表した時にタイから東京へ渡航しました。
なおオープン大学院は、大学で言う大学祭のような感じですが
至ってまじめな内容で、大学院生および修了生の研究成果の発表、
大学進学希望者に対する相談会、模擬のオンラインゼミなどが行われます。
また任意ではありましたが、中間発表会にも参加しました。
中間発表は、M1時に行われ自分の研究テーマの発表です。
「中間」ですので、進んでいるところまでの発表をし、先生方から質問を受けたりします。
大学院内ではありますが、一種の学会のような感じです。
極力、大学院へは行かず修了は可能ですが
私の場合は、日本への出張と合わせてできるだけ参加するようにしていたと思います。
モチベーションを維持するうえでも、時折大学院へ行けたことは良かったです。
まとめ:日大の通信制大学院を選んだ理由
今回のこの記事が、大学院へ進学される社会人の方の参考になれば幸いです。
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