みなさん、こんにちは。
2001年、25歳の時にタイで起業した前田千文です。
「女社長の海外起業と経営術を語るブログ」にご訪問頂きありがとうございます。
今日はタイ永住権を取得するメリットとデメリットについてお話ししたいと思います。
私は2011年に永住権を申請し、2015年7月に永住権を取得しました。
在タイ年数が長い人でも永住権を取得しているとは限らず
永住権は必要ない、無駄だ…
という人もいれば
永住権を取得して良かった、取得するべき…
という人に分かれます。
私は実際に取得してみて良かったと思っており、友人などに相談されれば
要件を満たしているのであれば永住権の取得を目指すべきだとアドバイスしています。
私の場合は自分で会社を経営していますが、
タイで働き、タイに住む以上はあくまでも外国人です。
仕事を目的とした滞在の許可(Non-Immigrant B:通称ビジネスビザ)が必要ですし、
労働許可証も必要です。
年々、労働許可証の更新の条件が厳しくなっており
政府の方針により変わることから
こういったデメリットを少しでも軽減したいと思い取得を目指しました。
それでは、メリットとデメリットを解説したいと思います。
タイ永住権取得者がメリットとデメリットを解説
永住権を取得するメリット
まず会社経営者や会社で働いている人の場合は、
Non-Immigrant B(通称:ビジネスビザ)を取得し、その後、労働許可証を申請します。
あくまでもビザは滞在の許可であり、働く場合は労働許可証の取得が必要です。
これは永住権を取得しても同様です。
通常、労働許可証の取得条件は、
外国人1名の雇用に対し会社の資本金200万バーツ以上、タイ人4名の雇用。
タイ人に技能や技術を教えられること。
過去3年間において赤字で決算をしていないこと。
こういった条件があります。
永住権保持者の場合は、この条件がなくなります。
タイ人としてカウントされます。
会社を経営している立場としては、ビザの心配がなくなったことと
労働許可証の更新が簡単になったことが一番大きいと感じます。
入国管理局は常に人がいっぱいで
観光ビザ、ビジネス・ビザ、配偶者ビザなどの更新をする人でごった返しています。
書類の数も多く、ビザの更新が1日がかり…というのも普通です。
人数が多いと次に日になってしまうこともしばしば…。
ビザの業者を使う人もいますが当然ながらお金がかかります。
永住権保持者のビザ(Non-QuotaImmigrant)の更新は
待ち時間はなし(人がいないので)、更新の申請から受領まで1時間もあれば終わります。
これは本当に楽です。
タイの空港は常に混雑しており、出入国の際に長蛇の列に並ばないといけません。
永住権保持者はタイ国籍者のレーンが使用できるため
並ぶことはなく5分もあれば通過できます。
ストレスフリーです。
タイ国内で不動産(コンドミニアム)を購入する際に必要な
外国からの送金証明が不要です。
また場合によってはローンも組めます。
タイに居住する外国人は90日ごとに居住場所を報告する義務がありますが
永住者なのでこの手続きが不要になります。
90日レポートはインターネット、郵送、入国管理局へ出向くの3パターンありますが
インターネットは不通が’多く、郵便は迷子もしばしば…
結局、入国管理局へ行く羽目になることが多く
これも時間がかかります。
代行業者を使えば、お金もかかります。
時間とお金が無駄ですし、精神上よくないです。
私は安心してタイに居住できるという面から取得して良かったと思っています。
では、デメリットを見ていきましょう。
永住権を取得するデメリット
永住権を取得していない人の多くは、手数料が高いとみなさんおっしゃいます。
「費用ー効果」を考えた際に手数料がネックになるようです。
ビジネス申請の場合は191,400バーツ。(約60万円)
配偶者申請の場合は、95,700バーツ(約30万円)かかります。
その費用をかけるメリットを感じない場合は、取得しようとは思わないようです。
タイは外国人の土地所有を認めていません。
タイ国投資委員会の認可を受けた「企業」や
タイ工業団地公社に入居する「企業」の土地の所有は認めていますが
原則、外国人個人による土地の所有は認めていません。
(住居の使用であれば一部認められています)
永住権を取得しても、あくまでも外国人であるため土地は買えません。
コンドミニアムの部屋の購入は可能ですが
一棟で51%以上はタイ国籍者という制限があります。
永住権を取得しても外国人であることには変わらないため
取得要件は緩和されますが労働許可証の取得が必要です。
労働許可証がないと不法就労の扱いになります。
ただメリットの部分でもお伝えしたように
取得は簡単ですし、更新も簡単です。
『タイ永住権申請方法』でも記載しましたが、
申請は年1回、しかも受付期間が短く(私の時は5日間のみ)
書類の準備に時間がかかります…。
日本語の書類はタイ語に翻訳し、在タイ日本大使館で翻訳証明をもらい、
さらにタイ外務省で認証をもらう…
このやり取りが結構面倒です。
書類の種類と準備で挫折する人も多いようです。
手続きに際し、会社でお勤めしている場合は会社の協力は絶対に必要ですし
(ビジネス申請の場合は会社が準備する書類が多い)
またタイ人の協力者がいないと、
全部ひとりで申請するのはハードルが高いと思います。
配偶者申請の場合も、配偶者(私の場合は夫)からの協力、
夫の会社からの協力がないと書類が揃いません。
また戸籍謄本などの取得に、日本に在住する家族や業者(行政書士、司法書士)などを使うことも多く
結構、申請までに時間とお金がかかります。
ただ私の場合は、デメリットを考慮しても取得して良かったと感じています。
まとめ
以上、タイ永住権の取得を目指す方のご参考になれば幸いです。
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Al-Ahliyya Amman University
AAU Started providing academic services in 1990, Al-Ahliyya Amman University (AAU) was the first private university and pioneer of private education in Jordan. AAU has been accorded institutional and programmatic accreditation. It is a member of the International Association of Universities, Federation of the Universities of the Islamic World, Union of Arab Universities and Association of Arab Private Institutions of Higher Education. AAU always seeks distinction by upgrading learning outcomes through the adoption of methods and strategies that depend on a system of quality control and effective follow-up at all its faculties, departments, centers and administrative units. The overall aim is to become a flagship university not only at the Hashemite Kingdom of Jordan level but also at the Arab World level. In this vein, AAU has adopted Information Technology as an essential ingredient in its activities, especially e-learning, and it has incorporated it in its educational processes in all fields of specialization to become the first such university to do so.
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