みなさん、こんにちは。
2001年、25歳の時にタイで起業した前田千文です。
「女社長の海外起業と経営術を語るブログ」にご訪問頂きありがとうございます。
連日、オリエンタルホテルの話題となり食傷気味かもしれませんがお許しください。
私はこのホテルが好きなのですが、ただ好きだけではなく
会社経営のヒントとなることが多いので、それもあってよく伺います。
今日はタイにおけるフランス料理の最高峰であり、
ミシュラン2つ星を獲得しているLe Normandie(ノルマンディー)をご紹介するのですが、
このレストランも経営者目線で見ると大変勉強になることが多かったです。
バンコク『Le Normandie by ALAIN ROUX』: 1958年創業のミシュラン2つ星フレンチ
Le NormandieはThe Mandarin Oriental BangkokのChao Phraya wingの5階にある
タイのフランス料理界における最高峰と名高いレストランです。
2021年12月に新たにChef ALAIN ROUX(アラン・ルー シェフ)を総料理長に迎えました。
Chef ALAIN ROUXはフランスのThe Waterside Innで料理の腕を振るっていたそうで、
このThe Waterside Innは38年間、ミシュラン3星を保持し続けています。
以前はお昼でも「6コース」だったのですが、
今回新たなに「3コース」のランチがメニューとして加わったということで、行ってきました。
『Le Normandie』の内装と雰囲気
「最高峰」を謡うレストランですので、
全てにおいて素晴らしいという言葉しか出てきません。
美しい調度品の数々、スタッフの方の無駄がなく洗練された動き、
的確なサービス、手入れの行き届いたカトラリー、しわ一つないテーブルクロス…。
どれを見ても息をのむほど素晴らしいです。
どうしたら「一流」というレベルを維持し続けるのかが興味があり
日本人スタッフのI女史に聞いたぐらいです。
テーブルはチャオプラヤー川が見渡せる席と、バンコク市内が見える席に分かれており、
当然ながらチャオプラヤー川が見える席が人気です。
昼は太陽の光が川面に反射しキラキラと光り、
夜は川沿いのホテルがライトアップされ華やかな雰囲気を眼下に楽しめます。
「悠久の時」という言葉がしっくりきます。
Le Normandieのすごいところは、レストランに来た目的に応じて、
レストラン全体のバランスがとれるように細やかにテーブルのセッティングをしているところです。
予約した人数、カップルなのか家族なのか、
ビジネスミーティングなのか記念日かによって、
細やかにテーブルをセッティングしています。
私は夫と二人で訪問したのですが、
まわりも同じような方々が多く、とても静かで落ち着いて食事ができました。
何組かグループ(4名~8名ほど)がいましたが、
離れたテーブルにセッティングされており、
こういったことも配慮した心遣いが一流なんだと感心しました。
Le Normandieでは、食事だけではなく、食事をする雰囲気もぜひ楽しみたいものです。
『Le Normandie』の料理レビューと評価
食事はランチとディナーに分かれています。
ランチは次のようになっています。
となっています。
コース料理には、料理に合わせたワインペアリングが可能です。
私は、6コースは多すぎて食べられないので、3コースにしました。
3コースは、前菜、メイン、デザートという内容になります。
前菜は2種類、メインも2種類あり、それぞれ好きなものを1種類ずつ選びます。
料理を決めると、食前酒としてソムリエがシャンパンを紹介してくれます。
ソムリエがそれぞれのシャンパンの特長を詳しく説明してくれます。
前菜が来るまでの間「アミューズ」がサービスされます。
この日は、ジャガイモとクリームのピューレ。
不思議なことに春を感じさせる味わいです。
そして、左は外側がビターチョコレートで中身はフォアグラのムース。
右は…申し訳ありません。忘れてしまいました。
このアミューズを食べると、これからどんな料理が出てくるのかが期待が高まります。
シャンパンとともに楽しみながら、お料理を待ちます。
私が伺った日の前菜は「フォアグラ」か「セビーチェ」でした。
夫はフォアグラを頂き、私はセビーチェを選択しました。
フォアグラは、オレンジの酸味と甘みが合わさって、前菜らしく軽めの仕上がり。
夫はワインペアリングをしたので、少し重めの白ワインとともに頂きました。
ワインと合わせるとよりフォアグラのうまみが引き立つそうです。
私はタコとスズキのセビーチェを選択しました。
タコとスズキの甘みをパッションフルーツの酸味の効いたソースが引き立てるさわやかな一品でした。
続いてのメインコースは、Veal(子牛の肉)とHalibut(魚:オヒョウ)があり、
私も夫もVeal(子牛の肉)を選択しました。
お肉はびっくりするほど柔らかく、肉用のナイフでなくても切れるほど柔らかいです。
添え物の野菜は独特の苦みがあり、その苦みとトリュフの香りがVealの味をより鮮明にさせます。
見た目よりもさっぱりと軽くいただけました。
最後のデザートは、南国のタイとフランスの融合といった感じの一皿です。
私は甘いものが苦手なのですが、甘さが控えられており、
パイナップルの甘酸っぱさとココナッツシャーベットのほのかな甘みでおいしく頂きました。
雰囲気なのか、ゆったりと食事をしたせいなのか、結構おなかがいっぱいになるから不思議です。
デザートの後はゆっくりとコーヒーを飲みながらチョコレートをつまみ、穏やかなひと時を楽しみます。
チャオプラヤー川の悠々とした流れと、行きかう船を見ながらあっという間の2時間半…。
気が付いたら結構な時間が経過していました。
食事だけではなく、空間を楽しむということに時間を遣えたのはとても贅沢だなぁと感じました。
『Le Normandie』のドレスコードガイド
気になるドレスコードですが、以前よりも緩くなったような気がします。
事前にLe Normandieからメールでドレスコードについて連絡があります。
ランチとディナーでドレスコードが異なります。
ランチのドレスコード: スマートエレガンス
ビジネススーツや華やかなワンピースなどです。
普段着をちょっと華やかに、おしゃれに…程度で大丈夫です。
ランチはジャケットの着用の必要はありませんが、ほとんどの方がジャケットを着用しています。
ジャケットを着用したほうが無難でしょう。
半袖シャツはNGで、長袖のみです。
ネクタイは必要ありません。
短パンはNGで、スラックスの着用となります。
ディナーのドレスコード: セミフォーマル(準礼装)
明確に「セミフォーマル(semi-formal/準礼装)」とは謡っていませんが、
思いっきりドレスアップしていってちょうどよいくらいです。
カクテルドレスやロングドレスを着用されている方が多いです。
ワンピースでも問題ありません。
豪華なジュエリーを身に着けている方も多く、大変華やかです。
ジャケット着用必須です。
ネクタイは必要ありません。
『Le Normandie』の料理予算と価格帯
食事の予算ですが、セットメニューの価格は下記のとおりです。
・3コース(2,500 THB)火~金曜日のみ
・3コース+チーズ付き (3,400 THB) 火~金曜日のみ
・3コース用ワインペアリング(1,600 THB)
・6コース (6,400 THB)
・6コース+チーズ付き (7,300 THB)
・6コース用ワインペアリング(3,500 THB)
・アラカルト (1品2,200 THBから)
・6コース (6,400 THB)
・6コース+チーズ付き (7,300 THB)
・6コース用ワインペアリング(3,500 THB)
・アラカルト (1品2,200 THBから)
・8コース (7,500 THB)
・8コース+チーズ付き (8,400 THB)
・8コース用ワインペアリング(4,200 THB)
・アラカルト (1品2,200 THBから)
私が伺ったときは、ランチ3コース2人分、シャンパン2杯、
ワインペアリング1人分で13,000 THBでした。
気分良く食事をし、帰る際にはお土産を頂きました。
とてもステキな金の箱に入っていました。
中身は…。
ぜひ、Le Normandieで確認してみてください。
バンコク『Le Normandie』の概要
場所:The Mandarin Oriental Bangkok内
営業日時: 火曜日~日曜日(定休:月曜日)
ランチ: 12 ~ 14:30 pm
ディナー:19~22:00
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