みなさん、こんにちは。
2001年、25歳の時にタイで起業した前田千文です。
「女社長の海外起業と経営と日常生活を語るブログ」にご訪問頂きありがとうございます。
バンコクより北へ約900キロ。
タイ最北の地、チェンライ県チェンセーンにある
アナンタラ ゴールデン トライアングル エレファント キャンプ & リゾートに行ってきました。
チェンセーンといえば、ゴールデントライアングルと呼ばれる国境があり、
メコン川とルアック川を挟んでタイ、ミャンマー、ラオスと国境を接しています。
チェンライの歴史:タイの北部の魅力
チェンライ県には、その昔タイ北部を統治したランナー王朝(13世紀~18世紀)の最初の都がありました。
現在も「ランナー文化」と呼ばれる、タイ北部の独自の文化や伝統が残っています。
今回、滞在したチェンセーンには、ランナー王朝時代の遺跡群が数多く残っており、
また数多くの山岳少数民族が暮らし独自の文化を形成しています。
メコン川を通じた交易が古くから盛んに行われ、
中国、ミャンマー、ラオス、山岳民族などの文化が融合した国際都市でもあります。
首都バンコクとは異なる風土や文化を垣間見ることができます。
アナンタラ ゴールデン トライアングル 滞在レビュー:究極のリゾート体験
今回私はチェンセーンにある
アナンタラ ゴールデン トライアングル エレファント キャンプ & リゾートに滞在しました。
アナンタラ ゴールデン トライアングルは、
チェンライ空港から車で1時間、空港から約60キロ北に位置しています。
冒頭でも述べた通り、国境の街チェンセーンにあります。
アナンタラ ゴールデン トライアングルはRuak River沿いに建設されており、
対岸にミャンマーが見え、更にその向こうにラオスを見ることができます。
165エーカーという広大な敷地の中に、
40の部屋、 15のスイートルーム、6つのファミリースイートがあります。
敷地の広さに反して客室が少ないため、ゆったりと滞在することが可能です。
3食、滞在1泊で1つのアクティビティー(スパ、エレファントキャンプ、クッキングなど)、
そして空港の送迎が含まれている
「GOLDEN TRIANGLE LUXURY EXPLORER ADVANCE PURCHASE PACKAGE」
を利用して滞在しました。
ロビーなどの公共エリアも広々としており、
天井が高く、風が抜ける構造になっています。
至る所に美しいランナー様式の絵を見ることができ、
散歩がてら見るのが楽しいです。
アナンタラ ゴールデン トライアングル エレファント キャンプ & リゾートという名前の通り、
敷地内にはElephant Campがあり、現在20頭の象が保護されています。
アナンタラ ゴールデン トライアングル エレファント キャンプ & リゾートでは、
環境に配慮したホテル経営がなされており、
象の保護活動を通じた自然保護活動に積極的に取り組んでいます。
このリゾートに滞在すると、滞在パッケージが用意されており、
各種アクティビティーが含まれています。
その中にElephant Campでのアクティビティーが用意されております。
私は1998年からタイに滞在しており、
何度か象に接することはありましたが、
アナンタラ ゴールデン トライアングルでは、自然な環境に近い状態で保護されていることから、
象の自然な姿を見ることができ、これは言葉では表せないほどの貴重な体験でした。
客室のレビュー:豪華さと快適さ
アナンタラ ゴールデン トライアングル エレファント キャンプ & リゾートでは
3つのカテゴリーの客室が用意されており、それぞれの概要は以下の通りです。
広さは32平米です。
プライベートバルコニーがあります。
広さは64平米です。
プライベートバルコニーとリビングルームがあります。
広さは96平米です。
家族などのグループで滞在できるよう、ツインルームになっています。
プライベートバルコニーとリビングルームがあります。
滞在人数や予算に合わせて部屋を選択すると良いと思います。
基本どの部屋からも、ミャンマーとラオスを見ることができます。
今回私はThree Country View Suiteに滞在しました。
夫と2人での滞在で、リビングルームでゆったりと過ごしたいと思い、この部屋を選択しました。
Three Country View Suiteは、
部屋に広いバルコニーがあり、ミャンマーの山々が見えます。
滞在した当日は野焼きのせいで曇っており、
山の向こうに見えるラオスはうっすらとしか見えませんでした。
バンコクと比較すると湿気が少なく乾燥しており、
また気温も4度ほど低いため、とても涼しく感じました。
滞在中はエアコンが必要なく、窓を開けていると涼しい風が入ってきてとても快適でした。
網戸があるので、蚊が入る心配もありません。
大変自然豊かな場所で、広大なジャングルを見渡すことができ、
バンコクでは聞くことができない種類の鳥の鳴き声や、美しい蝶などに心が癒されました。
そして、時折、象の鳴き声が聞こえます。
お部屋に望遠鏡があるので、私はバルコニーに出ては象を見ていました。
お部屋には、クローゼットが完備されており、
スーツケース2つ分の荷物が問題なく入ったため、
リビングルームを広く使えたことも良かったです。
バスルームも大変広く、お湯の出も問題なく、
湯船にお湯がたまるのも早いので、広々としたバスタブで入浴を堪能しました。
ベッドは適度な硬さで、ピローメニューがあるため、
自分好みの枕をオーダーすることができます。
私は柔らかい枕が苦手だったので「そば殻枕」をオーダーしました。
毎日、きれいにベッドメイキングとお掃除をしてくれ、
かつ夕食中にターンダウンサービスがあったので、部屋での滞在はとても快適でした。
また、ランドリーサービスも手軽に利用でき、15枚で1,000バーツでした。
長期滞在する場合は、ランドリーサービスの利用も良いかもしれません。
レストランでの食事
レストランは3か所あります。
それぞれの特徴を記載します。
All Day Diningでブッフェ形式の朝食から昼食、そして夕食が提供されます。
宿泊パッケージには、SALA MAE NAMのメニューと
ELEPHANT BAR AND OPIUM TERRACEのメニューを頼むことができました。
朝はインターナショナルブッフェ形式で、
温かい食事は注文ごとに作ってくれます。
SALA MAE NAMはかなり風が吹き抜け、涼しく快適に食事ができました。
ランチと夕食は、基本はタイ料理が提供されます。
北タイ料理の他に、ラオスやミャンマーなどの郷土料理も提供しています。
北タイ料理の定番「カオソーイ」もあります。
(上記の写真です)
ココナッツミルクとカレー味のスープに、下に麺、上に揚げた麵が乗っています。
ライムを絞って食べます。
私はチェンマイやチェンライなどの北部に滞在する際は、必ず食べます。
完全予約制のイタリアンレストランです。
イタリアンの中でもトスカーナ地方の料理を中心に提供しています。
滞在中、私は利用する機会がありませんでしたが、
ルームサービスで頼んだビザがとてもおいしく、
きっとこのレストランも素晴らしいお料理を提供してくれると思います。
軽い軽食とドリンクを提供するBarです。
メニューは洋食が中心で、どのメニューも軽食ではなくかなりのボリュームでした。
レストランの味付けは、薄味でタイ人でも外国人でも食べられるようになっています。
特にタイ料理の中でも北部の料理は辛みが強いのですが、
スタッフに伝えれば、辛味は調整してくれます。
安心して食べられると思います。
ただ、どの料理も1皿ずつの量がとても多く、
私と夫はそんなに量を食べないので、一皿を2人でシェアしていました。
個人的には、少しずつの量を品数を多く食べたいタイプなので、その点を除けば満足でした。
スパの体験記:リラクゼーションと癒し
滞在中、2度のアロママッサージを受けました。
施術部屋は、基本はペアで使用するお部屋ですが、1人ずつの利用も可能です。
クローゼット、シャワールーム、トイレが完備されており、
施術部屋を出ることなくマッサージを受けることができます。
バルコニーには大きなバスタブがあり、
2時間などのコースを受けると入浴が含まれているもコースもあるので、
次回は3時間くらいのコースを受けてみたいと思います。
施術部屋からはジャングルが見え、ふかふかのマッサージベッドに身を委ね、
静寂の中で深いリラックスを味わえると思います。
夫はベッドにうつぶせになった瞬間、記憶が飛んだそうです…。
要するに、記憶が飛ぶくらい良かったそうです。
無料のアクティビティー:コストパフォーマンスの高い楽しみ
今回私は「GOLDEN TRIANGLE LUXURY EXPLORER ADVANCE PURCHASE PACKAGE」を利用して滞在したため、
1日1つ、無料でアクティビティーに参加することができました。
アクティビティーは以下より選択が可能です。
この中で私たちは、スパでの1時間のマッサージと
エレファントキャンプでのアクティビティーを選択しました。
スパの様子は既にご紹介した通りですが、
エレファントキャンプでのアクティビティーについては次にご紹介いたします。
ユニークな体験 ~ Walking with Giants(象とウォーキング)
アナンタラ ゴールデン トライアングル エレファント キャンプ & リゾートには、
現在20頭の象が保護されています。
象は、平均寿命60歳~70歳で、メスの象は14歳から15歳に出産の適齢期を迎えます。
妊娠期間が2年と長く、1頭のメスの象が生涯出産するのは、多くても3頭だそうです。
1日の睡眠時間は6時間から7時間ほどで、
それ以外は大きな体を維持するため食事に費やし、200キロほど食べるそうです。
エレファントキャンプでのアクティビティーですが、
パッケージで滞在の場合、以下3つから選ぶことが可能です。
象使いから象の歴史を学びます。
また、救出された象のための薬草の作り方を学びます。
象を観察し象の生態を学びます。
獣医師から象の生態、解剖学などを学びます。
象のお散歩についていきます。
象が餌を食べたり、泥遊びをしたり、水遊びがする姿を観察します。
私は上記の3つあるアクティビティーの中で、
Walking with Giantsを選択しました。
私はタイに長く住んでおり、何度か象に触れたりしたことはあるのですが、
観光地などで芸をする象などしか見たことがありませんでした。
今回、象の自然な姿を目にし、その愛くるしさのとりこになりました。
象のお散歩についていき、1時間半ほど歩くのですが、
行動がどことなく人間のような感じがし、なかなかユニークでした。
象は水浴びが大好きなのですが、大人の象が子供の象を守るように水浴びをします。
水浴びはRuak Riverで行うのですが、この川は漁船などのボートが通ります。
ボートが通ると象は甲高い声で鳴き、その鳴き声は警戒の声だそうです。
また、歩いている際には、木の皮をはいだり、体をこすったりします。
お気に入りの木があるようで、
頻繁に体をこする木は幹が滑らかになり、また色が変色していました。
なお、象のお散歩は部屋から見ることもできます。
私は部屋にあった望遠鏡で毎日観察していました。
このアクティビティーはお子さんでも参加できます。
忘れられない旅の思い出になるので、ぜひ参加してほしいです。
有料のアクティビティー
アナンタラ ゴールデン トライアングルでは、
宿泊パッケージに含まれない、有料で提供しているアクティビティーもあります。
いくつかご紹介します。
Jungle Bubble:個性的なテントで過ごす特別な時間
Elephant Campの中にある施設です。
夕方の16:00~翌日の朝まで滞在が可能です。
シャワールーム、トイレ、ベッドルーム、
屋外のダイニングルームなどが完備され、目の前で象を眺めることができます。
Dining By Design:特別な夜のディナーに
プライベートダイニングをリバーサイド、水田の中、
エレファントキャンプの中にセッティングしてくれます。
Royal Enfield Sidecar:バイクでチェンライを駆け巡る
今回、私はこのRoyal Enfield Sidecarのアクティビティーに夫と参加しました。
世界最古のバイクメーカーである
Royal Enfield社のRoyal Enfield Classic 500に乗って、チェンセーンを巡りました。
バイクにはサイドカーがついており、運転はホテルのスタッフが行ってくれます。
サイドカーに乗って、お寺を周ったり、Golden Triangleを見たり、
農園を訪れたりと思っていた以上に楽しい経験でした。
チェンライは北部の涼しい気候を利用した農業が盛んです。
訪れたMin Farmでは、もち米、パイナップル、トウモロコシなどを生産しています。
また最近話題の大麻も生産しています。
体に風と空気を感じながらの周遊は、大変思い出に残るものでした。
有料ではありましたが、参加してよかったです。
アナンタラ ゴールデン トライアングル のおすすめポイントとマイナスポイント
おすすめポイント
マイナスポイント
チェンライのシーズン
Chaing-Raiのシーズンは以下のように分かれています。
11月~3月:乾季。
雨が降らず湿気も少なく、観光のハイシーズンとなります。
山間部では最低気温が10度を下回るのも珍しくありません。
平均的には朝は17度前後。日中でも24度ほどです。
ただし12月上旬から3月下旬まで野焼きが行われるため、大気が汚れた感じになります。
4月~5月下旬:暑季
1年で最も暑くなります。
最高気温が40度近くになります。
5月下旬から10月下旬:雨季
南国特有のスコールがあります。
一日中降っているということは少なく、局地的な豪雨という感じです。
この時期の雨が木々には恵みの雨となるため、別名Green Seasonともよばれます。
アナンタラ ゴールデン トライアングル エレファント キャンプ & リゾートの情報
場所:229, Wiang, Chiang Saen District, Chiang Rai 57150
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